大祐が倉庫に入ると中では「ふしぎ研究部」という謎の部活動を行われていた!!催眠術、手品、オカルトの怪しい女子3人から逃げようとしたが気づいたら入部している大祐。マジックを教えたり、おさげ風紀委員の妄想のおかげで遅刻したり、呪いの人形を可愛がったり、催眠で女の子の裸を見ちゃうラッキー&不幸な部活動どたばたコメディ漫画あつまれ!ふしぎ研究部

普通の高校生の身に催眠術、手品、オカルトとのふしぎ研究部に入部、呪いの人形に女の子のパンツ見たり、力業の手品の実験台にされたりとドタバタ部活コメディ漫画『あつまれ!ふしぎ研究部』

 

【登場人物】

五領大祐       1年の人の良い人
二宮鈴          1年のオカルト研究
神田千晶       2年のマジック研究
大原ことね    3年の催眠術研究

 

 

【表紙の考察】

表紙を見ると背景は白で少し大きなタイトルを左右に配置され、視線を送ると表紙のキャラより先に目に入ってくるのは紫色の普段使わないフォント、自然とタイトルが目に飛び込んでくる。タイトルの文字を左右でフォントを変えている。その違和感が引っかかりとなり視線をタイトルに止まり意識をさせられる。タイトルの「ふしぎ研究部」だけをしっかりと認識できるようにしてあり、「あつまれ!」にはあまり意識をさせない。

タイトルへの視点が終わると表紙のキャラである大原ことねの顔に目線が移るように『部』の文字が内側に表示されています。表紙の大原ことねは明確な3つの特徴で示しています。それは『巨乳』『催眠術』『白衣』です。

この表紙を見た人の視線を誘導は、大原ことねは催眠術を掛ける体勢として前かがみになっています。そのためか少し不自然に顔が大きくなり、その顔はこちらから見て左いています。左に傾けることで、左右の文字の一番上の『ふ』『研』の文字と合わせて視線が左上から右下に流れるように誘導され、顔、手、垂らした糸、胸と5円玉へと動いきます。見ている人は自然と表紙の全体を見てしまうのです。

『背景の白』と『白衣の白』であることで大原ことねの全身にスムーズに視点が動き、最後に名前の文字の色を1文字を変えてある作者に行きつきます。背景がシンプルで自然な視線誘導をされています。

この作者の絵はよくも悪くも『カイジ』のような尖ったインパクトはありません。コメディ漫画向きのキャラクターを可愛らしく描かれています。ヒロインを1人だけしか表紙に出さないことは登場人物1人しかアピールできません。

本の表紙を見て買うときは好みのヒロインが描かれているかで購入に考えるので他のタイプのヒロインが表紙に描かれていないことは少なくない影響もあります。表紙のヒロインの絵が気に入ったから購入しようと思った経験は漫画を購入する人なら誰しもあるあるはずです。そこはある程度購買層がいる週間連載の強みなのかもしれません。

もちろん、漫画のなかで特に重要なキャラだけを表紙に持ってくることはよくあります。この漫画では3人のヒロインがおり、基本的にその3人で扱いの差があるような描き方はされていません。

そのために表紙のキャラがなぜ1人なのかについて考えさせられます。

 

疑問に思ったことは、大原ことねが持っている糸の先にある黄色の円盤状の物体が5円玉であることを漫画を読んでいな人は気づけるのか?催眠術に5円玉の話を知っている年代はそこそこ年齢なんじゃないかな。若い人は5円玉の催眠術の話を知ってるのか?

最後に足元の波線は「ゼナー・カード」の波線かな?

 


あつまれ!ふしぎ研究部 第01巻

安部真弘 (著)
出版:秋田書店
普通の高校生の身に催眠術、手品、オカルトとのふしぎ研究部に入部、呪いの人形に女の子のパンツ見たり、力業の手品の実験台にされたりとドタバタ部活コメディ漫画