短い言葉でこの漫画を表すと

インド人と結婚!!子育てレポート
漫画家、インド人と結婚出産子育てと1巻に盛沢山

ざっくりと漫画を紹介すると、インド人が日本の文化の違いをコメディとして楽しみ、赤ん坊の出産と育児のレポートである。

インドと日本の文化比較ではなく旦那であるインド人が日本での食生活に戸惑う話が5分の1程度であとは子供の出産と育児のお話の漫画です。

出産や子育てをコミカルに描かれているので理解しやすく、小学生や中学生の教育として文字ばかりの教科書を読むよりはこちらのような作品を読ませてもいいのではと思うのだけれども文部科学省さんいかがすか?

 

インド夫婦茶碗

 

【あらすじ】
インド人・サッシーと結婚した漫画家・流水りんこ。
異国の地・ニッポンで生活をはじめたサッシーとの夫婦生活は、戸惑いと爆笑の連続!
出産&育児に国境の壁はあるのか!? アットホームで笑える国際結婚異色ルポ!
Amazonから引用

 

【タイトル】インド夫婦茶碗

【作者】 流水りんこ
【出版社】 ぶんか社
【発売日】 2002/5/29
【ジャンル】日常

【登場人物】
流水りんこ
サッシー
流水の母
アシタ(りんこの子供)

【感想】

インドと日本の文化の差を楽しむ漫画として購入したのだけれども、旦那であるサッシーが多少日本の食文化に戸惑う話はあるがほとんどが出産での苦労であったり、育児の大変さのレポートを面白く描いた漫画である。

目次をよく見るとインド夫婦茶碗が3話まであり、それ以降はインド親子茶碗になっていることを今更気づいた・・・

漫画自体は、作者である流水りんこが1年間国際電話で結婚してとサッシーに言われ続けてめんどくさくなりインド人と結婚するところから始まる。

サッシーの結婚した理由があるのだが、作者も面倒になり結婚するたたり変わり者夫婦だなという感想しか持てないのだが、とりあえず結婚して日本で生活するという話になる。

これを1話で終わらせるのはダイジェストにしすぎではと思わなくもないが、かなりのテンポで話がするんでいく。

作者の実力なのだろうが会話の多いい漫画ではあるが、次へ次へと読み飛ばして行けるテンポがあるので文字をそこまで追わなくても読めてしまう。

あとは子供の出産と育児の話がメインのインド親子茶碗の話になる。

作者の構成力が凄いので、妊娠から出産、退院の1年ぐらいの話を1話で大体わかってしまう。

つわりの苦しさとか、破水することを知っていてもパニックになるとか、生まれた子供を初めて見て感動する人ばかりではないことなど、男ではわからない話が描かれていて面白いです。

面白く描かれるとこはとても重要だと思うのですよ。生まれたばかりの赤ちゃんをホラータッチで描いたり、良いこと言う看護師を美人に描いたりという書き分けてあるので読み流していてもそこで目が止まるんですよ。

生まれたばかりで羊水でシワシワな赤ん坊で驚く母親や生命の神秘を語る看護師のシーンを面白く読めるのです。

後は幼児の育児の話です。風邪を引いた赤ちゃんの鼻から鼻水を吸い出すかを悩んだり、旦那が育児を手伝わないことを怒り、赤ちゃんの泣き顔を楽しむ。

出産も育児も日本での話なので日本人夫婦の出産と育児とは劇的な違いはないですが、作者がどう面白く描くかの力が凄いのでまずは読んでみてください。

インド夫婦茶碗の1巻は大抵kindleでセールになっていることが多いいのでまずは1巻だけでも。

 

インドも同じアジア圏でありヨーロッパほどの文化の差がないのでそこまで漫画として取り上げるほどでもなかったのかもしれない事に読みながら気づいた。