諸星大二郎『失楽園』感想|1970年代の不穏なSFと、奇妙な男女関係を描く傑作短編集 更新日:2026-09-29 漫画 諸星大二郎の漫画は、読んだあとに「変な夢を見たな……」みたいな気分になります。 1970年代に描かれたSF短編集『失楽園』は、まさにそんな一冊です。 表題作はダンテの『神曲』をモチーフにした壮大なファンタジー。 それ以外 […] 続きを読む
ラヴクラフト『神殿』のあらすじ・感想|田辺剛の漫画で読む狂気と理性 更新日:2026-09-29 漫画 真っ黒い画板を力いっぱいガリガリと削り、どうにか黒を削り落として「白」を作り出したかのような絵。 田辺剛先生が描くラヴクラフト傑作集『神殿』は、黒の中から無理やり光をあぶり出したような、圧倒的な「黒の圧力」を感じさせる作 […] 続きを読む
『魔犬 ラヴクラフト傑作集』感想|田辺剛が描く、圧倒的画力と「視覚化された狂気」 更新日:2026-09-29 漫画 「狂気」を絵で表現することは可能なのでしょうか? H.P.ラヴクラフトが創り出した「クトゥルフ神話」。 名状しがたい恐怖、宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)を、圧倒的な画力で漫画化し続けている作家がいます。 田辺剛(たなべ […] 続きを読む
『コトノバドライブ』感想|芦奈野ひとしが描く「5分間」の不思議と、子供の頃の記憶 更新日:2026-09-29 漫画 子供の頃、不思議な体験をしたことはありませんか? 夜、遠くから聞こえる正体不明の音。 いつもの通学路で、ふと迷い込んだ知らない道。 「今日は雪が降る」となぜか直感で分かったあの日。 今回紹介するのは、そんな「記憶違いかも […] 続きを読む
『BOX~箱の中に何かいる~』1巻の感想|諸星大二郎が描く「理不尽な迷宮」と興子の謎【ネタバレあり】 更新日:2026-09-29 漫画 諸星大二郎先生の漫画は絵が独特なので、今の時代では多少読者を選ぶかもしれません。 しかし、声を大にして言いたい。諸星先生の漫画は面白いのですよ。 あれは私が子供のころの出会いです。 町の図書館には殆ど漫画が置いてなかった […] 続きを読む