Kindleで本を出したいけど、難しそう。
そんな疑問を、鈴木みそがAmazonの「中の人」に直接ぶつけた実録漫画。

今回紹介するのは、鈴木みそ先生の『アマゾンの方からきました ~Amazonから薄い本を出す方法~』だ。
全12ページという薄さ(短さ)だが、Kindle Direct Publishing(KDP)の仕組みがギュッと詰まっている。

「Kindleで本を出すと儲かるの?」「手続きは面倒じゃない?」
そんな疑問を持っている人のために、本書の内容をざっくりとまとめてみた。

アマゾンの方からきました~Amazonから薄い本を出す方法
アマゾンの方からきました~Amazonから薄い本を出す方法

作品情報

タイトル アマゾンの方からきました
~Amazonから薄い本を出す方法~
著者 鈴木 みそ
出版社 鈴木みそ(個人出版)
ジャンル 実録エッセイ / KDP解説 / ビジネス
備考 ※価格は変動するためAmazonで要確認(無料の時もあり)

概要:コミケ会場でAmazonと商談?

物語は、日本最大級の同人誌即売会「コミケ」の会場から始まる。
そこで鈴木みそが、AmazonのKDP担当者(偉い人)から「Kindleで本を出しませんか?」と売り込みを受けるところからスタートする。

タイトルにある「薄い本」とは、いわゆる同人誌のこと。
ただし、Amazonで販売できるのはあくまで「オリジナル作品」に限られる。
(※著作権の問題があるため、二次創作はNGだ)

まとめ:KDP(Kindle出版)の要点リスト

漫画の中で、鈴木みそとAmazon担当者の掛け合いによって明かされた「KDPの真実」を箇条書きでまとめておく。
これから電子書籍を出したい人には、かなり有益な情報だ。

【KDPのここがポイント】

  • 二次創作はNG:オリジナル作品のみ販売可能。
  • 成人向けもOK:18禁作品もゾーニングした上で販売できる。
  • 高い利益率:条件を満たせば、印税率を最大70%に設定できる。
  • データ分析:売れ行きのチェックがリアルタイムで可能。
  • 登録作業:アカウント作成から画像のアップロードまで、個人で完結できる。

さらに巻末には、著作権や費用についての「9つのQ&A」も収録されている。
「漫画を描く人」だけでなく、文章を書く人にとっても、KDPの管理画面やKindle Unlimitedの仕組みを知るための入門書として最適だ。

感想:Amazonの「中の人」が気になりすぎる

内容は非常に真面目なビジネス書なのだが、鈴木みそ先生の作風である「金、金!」と叫ぶゲスいキャラクター(褒め言葉)のおかげで、堅苦しくなく笑って読める。

一つ気になったのは、Amazonの偉い人のビジュアルだ。
どう見ても『よつばと!』のダンボーにしか見えない。

段ボールを被ったあの姿。
あれは「Amazonの中の人」という記号として使われているのだろうが、版権的に大丈夫なのか?
……いや、Amazonの箱だからセーフなのか?

そんな余計な心配をしてしまうくらい、シュールな絵面で「お金の話」が展開される良作だ。
クリエイターなら一度読んでおいて損はない。