インターネットを使って、どうにか“無料で”本を楽しめないかな。
そんなことを考えていたら、Kindleの無料本・試し読みを読むのが一番手堅いんじゃないかと思いました。
これ、お風呂に入ってるときに思いついた企画です。
まずは有名どころから行こう。そう決めて選んだのがこちら。
『サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福 試し読み増量版』
2016年ごろ本屋で平積みになって、大いに話題になったあの本です。
残念ながら、試し読み増量版は終了したようです。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福
- 作者:ユヴァル・ノア・ハラリ
- 出版社:河出書房新社
- ジャンル:歴史・教養
無料で本を楽しむなら、Kindleの試し読み増量版がちょうどいい
Kindleで、無料で“30ページ”試し読みできます。
(※期間や条件が変わることもあるので、購入前に表示をご確認ください)
「たった30ページ?」と思うかもしれません。
読む時間も、正直10分くらいで終わる人が多いはず。
でも、この30ページ、妙に濃い。
1ページ読んだだけで「え、そうなの?」が出てくる。
30ページなのに、1冊読んだみたいな衝撃がある。
試し読みって、こういうのでいいんだよな……と素直に思いました。
試し読みの内容は「第1部 認知革命」の入口
試し読み増量版は、『第1部 認知革命』の出だし部分。
特に最初の章のタイトルがもう良いんです。
第1章「唯一生き延びた人類種」
まず本書は、人類史の中で価値観(というか世界の見え方)が大きく変わった“革命”を3つ提示します。
- 人類が地上で強くなるきっかけになった 認知革命
- 人類の行動を一変させた 農業革命
- 生活を変えていく 科学革命
この3つを軸に、「人類が地球にどんな影響を与えてきたのか」を語っていく本なんですね。
「人類は最初から特別だったわけじゃない」から始まる
面白いのが、語り出しの温度です。
この本は、人類の祖先がアフリカを歩き回っていた頃から話が始まります。
200万年前の人類も、友情を結び、愛を育み、遊んでいた。
それって象やサルと何が違うの?という視点が出てくる。
つまり最初に置かれるのは、こういう感覚です。
「人類と他の動物の間に、最初から決定的な差があるわけじゃない」
ここで、いきなり世界の見え方が変わります。
生物学の分類の話が、意外とわかりやすい
途中で、生物学の分類(科・属・種)の話が出てきます。
これが「説明のための説明」じゃなくて、人類を“動物として”捉え直す導入になってるのがうまい。
たとえばライオンなら、みたいな分類があって、
人類(ホモ・サピエンス)もその中では「ヒト科ヒト属」の一種にすぎない。
そしてここから、さらにドカンと来ます。
実は、1万3000年前まで、私たちには“多くの親類”がいた。
人類は「人類=自分たちだけ」と思いがちだけど、そうじゃなかった。
この事実だけで、もう続きが読みたくなります。
たった数ページで「知りたい」が連鎖していく
試し読みの時点で、疑問が次々に立ち上がるんですよね。
- 人類の“兄弟”はどんな存在だったのか
- なぜ脳が大きくなっていったのか
- 直立歩行の利点と欠点は?
- 食物連鎖の“中ほど”にいた人類が、どうやって頂点に行ったのか?
こういう「次が気になる」が途切れない。
だから、30ページしかないのに“続きの吸引力”が強いんです。
10分で読めるので、気になる人は試し読みだけでもおすすめです。
面白かったら、上巻をそのまま読んでほしい
もし試し読みで刺さったら、ぜひ上巻を続けて読みたくなるはず。
認知革命とは何か。
人類はなぜ頂点へ躍り出たのか。
農業革命がもたらした“幸福と不幸”とは何だったのか。
このへん、気になったらもう勝ちです。
無料の30ページが、ちゃんと入口になっています。



