『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』を読んだ、文豪が知っていると面白い、文豪が知らなくてもなんとなく面白い、原作が分かるなら文章と比較して楽しくもあり、悩ましくもある。

求人広告と坂口安吾の焼きそば論は大ヒット!!

とツイッターで、つぶやいたけど面白いんですよ。ぱっと適当にページを開いても楽しめるし、目次から知っている文豪を探してそのページを開いてもいい。どちらでも楽しめるのだから

『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方』 表紙



名前の知っている文豪でも本を読んだことがないなら、この文豪の語彙の選択はこんな言葉を選ぶのか~
文章のテンポ、ネガティブやポジティブな言葉の選択、擬音などその文豪こんな風に文章を書くのか~
といった感想を持つことができて楽しい

文豪以外で求人広告や迷惑メールなんて小ネタにも走っているし、という意外と、文豪以外が多いのだけど、そのおかげで誰とも知らない人物の文章を読んでも「カップ焼きそばの作り方」を書いているという基本的なことが分かっているだけで楽しめる。

自分自身、本の中では名前を知っている文豪は3割にも満たない、普段は漫画しか読まない自分で3割分かるなら、かなり有名な人をチョイスされているのだと読み終わったとに気づくのである。

『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』の原作というか、元ネタの名前が分かる作品はいくつかあるが、読んだことがある作品になると1割程度になってしまう。

1割の分かる作品から考えると、カップ焼きそばの作り方と原作を上手く取り混ぜられている。原作もほとんどが、昔に読んだ作品なのでうろ覚えの印象での比較になるので、断言が難しいけれどもだ。

※閑話
川端康成先生申し訳ありません。ノーベル文学賞を取られたあなたの作品いまだに読んだことがありません。orz

江戸川乱歩ならではの官能的な焼きそばの作り方であり、名言集は確かにありそうな焼きそばを使った名言らしき言葉になっている。

星新一の焼きそばの作り方も滑稽というべきか皮肉と言うか、星新一らしさがあるように思えてくる。

何度も読んだことがある坂口安吾の焼きそばの作り方の元は堕落論である。焼きそばの作り方を読みながらも、頭の中では坂口安吾の堕落論の文章が焼きそばの作り方の文章と同時に浮かん来るので余計に可笑しく思えてくるのである。

所で、村上春樹の文章を見たけれども、持って廻ったようなめんどくさい文章を書かれるのかい、村上春樹て人物は?
それとも真似ている菊池良さんの文章構成力では村上春樹の文章を完全にトレースすることができなかったのだろうか・・・

さらに、ところで14ページの絵は太宰の隣は裸なんだ?

もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方をかいたらのリスト

村上春樹
コナン・ドイル
星野源
ドストエフスキー
松尾芭蕉
田山花袋
漫才
大江健三郎
志賀直哉
小沢健二
レイモンド・チャンドラー
『POPEYE』
池上彰
紀貫之
相田みつを
宇能 鴻一郎
安部公房
糸井重里
町田康
夏目漱石
『週間文春』
シェイクスピア
又吉直樹
イケダハヤト
江戸川乱歩
小林よしのり
フィッツジェラルド
尾崎豊
西尾維新
『週間プレイボーイ』
ヒカキン
読売新聞コラム「編集手帳」
ナンシー関
村上龍
トマス・ピンチョン
名言集
国語の問題
デーブ・スペクター
三島由紀夫
水道橋博士
蓮實重彦
ラッパーの詩集
吉田豪
サミュエル・ベケット
中島らも
谷崎潤一郎
『rockin’on』
稲川淳二
星新一
坂口安吾
西野亮廣
俵万智
新聞記事
グリム兄弟
林真理子
内田樹
高島剛
川端康成
求人広告
スーザン・ソンタグ
沢木耕太郎
さくらももこ
松浦弥太郎
森見登美彦
宮沢浩次(エレファントカシマシ)
中原中也
女性向け自己啓発エッセイ
リチャード・ブローティガン
ヴィジュアル系
栗原康
松本清張
米田万里
『VERY』
小林多喜二
三代目魚武濱田成夫
石野卓球
田中宗一郎
アンドレ・ブルトン
宮沢賢治
『暮らしの手帖』
ビジネスメール
山田悠介
北園克衛
山本一郎
伊藤政則
利用者の声(菊池良)
道徳の教科書
ウィリアム・ギブスン
吉本隆明
グラビアポエム
ドリアン助川
井上章一
百田尚樹
[対談]村上龍×坂本龍一
菊池寛
芥川龍之介
迷惑メール
インスタグラム

カップ焼きそばの作り方をただそのまま本に載せたら

ペヤングソースやきそば
日清やきそばU.F.oお好み焼き味
明星一平ちゃん夜店の焼きそば辛子明太子味
マルちゃん 俺の塩
サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼きそば
ニュータッチ先代牛タン風味塩焼きそば
JANJAN ソース焼きそば
A-One焼そば・カップミックスフード味(ベトナム)