会社では仕事はできるが飲み会のも参加しない堅物な男と思われている神藤

同僚からは何か人生の楽しみがあるのかと疑問に思われているが彼には今日ささやかな楽しみがある。

それが給料日

双子の子供が生まれてから辞めていた楽しみ

人から見ればささやかな楽しみ

それは30日に1度の楽しみ。

給料日限定のほんのささやかな贅沢

 

それが給料日のグルメ

 

 

家族のために働き、数少ない楽しみも生まれてきた双子の子供のことを考えて辞めてしまった神藤、世間ではよく聞く話。そんな話も大抵は奥さんもそのことを理解してもらえずに会社で同僚に愚痴を言っていることが多い。

でも、神藤は家族のために頑張っていることが奥さんの理解してもらっていることもあり、子供が生まれてから辞めていた給料日のささやかな楽しみを復活することができた。

普段は食べない。

普段の食事よりほんの少しだけ高い外食を給料日にだけ食べて楽しみ。

食べるものはちょっとした贅沢な食事、『エビフライ2600円』『冷やし中華 1510円』といったメインとビールやサブメニューを給料日にだけ幸せ。

1万円を超えない食事、安いときには『冷やし中華』『北京ダック』『杏仁豆腐』で2810円と5千円以下でも自分が食べたいと思ってい食べる。

食事はを楽しむためには高ければいいのではなく何を食べるかが重要。

そのために食べる食事は事前に決めていてビールやサブメニューでメインの料理を食べるために腹の準備をする。メインの料理をいかに美味しく食べるかが重要で、そのために神藤がビールを飲みサブメニューで食べ、コース料理のように今か今かとメインを待つ姿をどの話でも丁寧に描かれている。

メインの料理を見る神藤の姿はお子様ランチが出てくるのを待ちわびた子供のように幸せそうである。

会社では楽しみのない人のよう思われている神藤だけど、給料日のグルメをたべるためにお店に行く姿は美女に鼻を伸ばした男である。食べたいと思った料理を我慢に我慢をして給料日まで待ちその気持ちを開放する。普段食べてもおいしい料理がさらにおいしくなるのは間違いない!!

彼が食べたときの満足感はエビフライが踊り、日本中のおでんの味を楽しめばおでんが取り持つ小旅行として彼の中で新幹線が関西、大阪、名古屋と駆け抜ける。最近見なくなってきた王道的な食事の幸せの演出、見ている私たちも食べてみたと思わせるだけの力がある。

タイトルにもなっている給料日のグルメが神藤にとってどれほどの楽しみなのかは会社での彼と食事をしているときの彼の姿を比較するれば一目瞭然だ。会社では堅物な男も給料日のグルメを食べるときになれば、この時ばかりは顔芸の輝くひょうきんもの。お店に入れば口角は上がり、食事を始めれば目じりは自然と下がって顔に笑みが浮かぶ。

顔全体から給料日のグルメへの幸福感がにじみ出ている。

食べたいと思ったメニューを全力で食べていることを感じさせる食事である。だからエビフライを食べてもTボーンステーキを食べてもご飯は注文せずにメインの食事を味わいつくす。1口1口味を確かめつつの楽しむ神藤の姿まさに至福のひと時を楽しむ男の姿ではないだろうか。

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