なんとなくだけど主要キャラが出そろって話が回るようになった気がします。
ハクメイとミコチ 第5巻【目次】
■□ 第27話『雨とテンカラ』
足下の歩き方 『雨合羽』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、
雨の中、カノカン湖で釣りをする話。釣りは3話でハクメイがやっていたけれども今回はミコチも参加。
■□ 第28話『隣人の朝餉』
足下の歩き方 『ライカの平日』
【登場人物】
コンジュ、ライカ
詩人であるコンジュの隣の家に住んでいるライカの1日の話。ライカの1日がコンジュを中心になっていて振り回されているのが面白い。
■□ 第29話『司書の一日』
足下の歩き方 『花食いパンナの冒険』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、キアン(司書)、
ナライ(会長)、ミマリ、スズミ(アライグマ)
図書館の司書であるキアンの1日の話。2連続で新キャラの視点でハクメイとミコチの目線では描けないモノを描くことで世界が広がった気がしてくる。
ハクメイが読書家であること、司書とハクメイとの本を探すときの視点の違いにムキになる司書の頑張りを楽しむ。
■□ 第30話『赤髪の記憶』
(1) 廃道の狸
(2) 夜明けの索道
足下の歩き方 『赤髪の行方』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、緑尾老(りょくびろう)、走り屋の狸
旅人時代にハクメイが世話になった緑尾老のキャラバン隊がマキナタの近くを通るので見に行く話。
P70の狸が疾走するコマの2コマ目の尻尾だけが少しあってスピード感がよい。岩が動く爆薬は凄い威力さすがは家を吹き飛ばしただけはある。
第31話『樹鎮(じゅちん)の夕べ』
足下の歩き方 『暗森の声』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、コンジュ
マキナタで行われる7年に一度のお祭りで子供たちを脅かす話。
第32話『廃墟と雑草』
足下の歩き方 『昼休憩』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ
数日後に解体する家を調査する話。
解体することが分かっていたも宿にする場所の整備をする気持ちは少しわかるな。あと廃墟の周りの草はスベリヒユの一種と思われるけどサラダとかに使われることがある。
第33話『都会的な生活』
足下の歩き方 『旅行者の日記』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、コハル
コクワガタのコハルが都会的な生活にあこがれ家具を買いに行く話。この世界の甲虫の生活が本当によくわからん。
表紙に乗っている自転車はドライジーネという1818年にドライス男爵が発明した自転車で蹴って進む。
第34話『夫婦と手拭い』
足下の歩き方 『大物屋』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、イワシ、
ナライ、ハクヨ、カテン、大工組合他
ナライがハクヨを怒らせたと思って帰れない話。
男と女の考え方の違いとして2人の場面が交互に映し出される。大工組合の仲間がナライをどれだけ慕っているか。意外と煙草吸ってるキャラは少ないなと。
ハクメイとミコチ 第6巻【目次】
第35話『水着の一日』
(1) 雨上がりの筏
(2) 水泳の先生
足下の歩き方 『アラビ海水浴場』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、宿なしネズミ2匹、ミマリ(呑戸屋)、シナト(呑戸屋)
豪雨が3日続き、食料もなく水没している道をイカダで食事のできる呑戸屋(どんどや)へ行く話とハクメイが呑戸屋のミマリに泳ぎを教えてもらう話。
P1の楠の葉っぱの隙間から木漏れ日が入り、葉っぱにたまった大粒の水滴が落ちているのがぱっと雨が止み、雲の間に隙間が生まれてすぐという感じで、例えるならノアの箱舟の大洪水の終わったところというイメージ。夏にある大雨がさっと止んで雲の隙間から光の柱がいくつもいくつもできる感じの印象がある。
そして3日の豪雨を耐える囚人のようにP8では格子越しにハクメイとミコチを描いているのが何とも言えない。陸の孤島で家に閉じ込められたのでそう一体とがあっての表現。
本来ならミコチは保存食をお店に卸しているので食べ物がないという状況が少ないはずだが、あまりの雨で浸水したか。運悪くお店に出して雨が降った日に買い出しに行く予定だったようである。
あとはハクメイが泳ぎを教えてもらっているときは相手へ敬語で話すのは敬意かな。
第36話『薔薇とハサミ』
足下の歩き方 『我楽多の花』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、ジャダ、カーネリアン
ジャダの美容院にカーネリアンが訪ねてきて髪の毛を切ってほしいと言ってくる。会いたくないジャダは変装をして髪の毛を切る話。
ヒトの中でナライ以外にこれほど全面に押される男キャラは珍しい。
美容師の歴史を考えると美容学校があってもおかしくはないけどなんでカーネリアンは通っていたんだという疑問だけは残る。
第37話『貝の音』
足下の歩き方 『屋上投擲師』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、マヤ(マスター)
アラビでは禁止されている口の閉じた貝を屋上で焼いているため、貝を食べに屋上広場へ行く話。
アラビの積み木市場は完全に九龍城。上に行けば行くほどどうやって商売してるのかとかが気になってくるな。
第38話『旅人の装い』
足下の歩き方 『作品集02 製作者・ミコチ』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、トレモ(古着屋)
ミコチが裁縫をハクメイがモデルとして洋服のコンテストに参加する話。
モデルが出てくるたびにコマを大きして、背景もあでやかにすることでハクメイのシーンで盛り上がりを上げている。
あとは黒コヌタは4巻の24話の足下の歩き方で取り上げられている。
第39話『司書の苦労』
足下の歩き方 その『黒の魅力』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、キアン(司書)
図書館の司書であるキアンの1日のお仕事の話。大柄なお客さんの求めている本が自分よりでかくても運び、本を探しに来る人から話を聞いて本を探す大変なお仕事と勧めた本をよかったという喜びの2つを描いている。もちろん落ちもあるけど。
第40話『姉弟の仕事』
足下の歩き方 その『新発売!抹茶カヌレ』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、スズミ(アナグマ)、ケイト(アナグマ)
ケイトがスズミの夢品商店にカヌレを卸さないと言い出す話。
1日で結構な量のカヌレを納品してるけど隠し味のシグレのはちみつはどうしてるんだろう。いつもに比べると背景の絵がとても少なく集中線などが多用されている話でもある。
第41話『夜更けバー』
足下の歩き方 『いかさまハルツ』
【登場人物】
コンジュ、セン、シュンカ(バーのマスター)
酔っ払いのコンジュがセンに絡む話。
はたから見てるとコンジュの絡み方が面白いけど実際にいたら殴りたいと・・・。
2人の相性としてはよろしくないようなきがするけど、2人の距離感の距離の取り方の違いかなと。
第42話『師匠と煉瓦』
足下の歩き方 『師匠の師匠』
【登場人物】
ハクメイ、ミコチ、イワシ、ナライ
ハクメイ、イワシ、ナライとで大きな台所を外に作る話。
マキナタ付近の文化とハクメイたちが水をどうしているかの話など面白いけど、この話はイワシという人物の掘り下げかな。