女子高生が岩場でスナイパーとして待機している間のたわいもない会話をしているという体でしょうもない雑談をしているだけの4コマ漫画

マンガ読みとしてはそんな毒にも薬にもならぬ漫画読みたくないと思うかもしれない。

だが待ってほしい。

誰にでも難しい本を読みたくないとき、寝る前にとりとめもない何となく笑えるような本が欲しくなったときに読むことをオススメできる。

寝るときに難しい本は読みたくないけど、何か読みながら寝たいと思ったとき何を読むか。

そんな時こそ毒にも薬にもならず読んでも一切の教養も人との話題としてのネタにもならない本が欲しい日も年に数回は誰しもある。

そんなときにこそ、女子高生がスナイパーとして銃を撃つまでの何気なくどうでもいい話を読むことをお勧めする。

読めば脳も休まるし、4コマなので次がどうしても読みたいとは考えることもない。僕も寝転がりながら読んでいて読み終わるまでに4回ほど寝て起きてを繰り返して読んだ。

日々の生活や人間関係で疲れたあなたが束の間のあいだ悩みから解放されることができる緩さの漫画。

 

【タイトル】一方その頃スナイパー女子高生は
【作者】ねんまつたろう

【ジャンル】
4コマ、雑談、女子高生、軍事

とはいえ4コマ漫画の内容に触れないのもいかがかと思うので触れておこう。

ここからはメンドクサイ話です。こんなの読まずに寝る前なら『一方その頃スナイパー女子高生は』をだらだら読んで何も考えずに安らかに寝てほしい。


ではメンドクサイ話を

まず内容を要素に分解すると

・女子高生
・スナイパー
・ゆるい会話

おおまかに3つに分類できる。

まずは「女子高生」
この漫画の主役であり、4コマでどうでもよい雑談をするとき、誰が毎回出てくるなら読みやすいかという問題にぶち当たる。

漫画の状況としてスナイパーとして待機しているという状況で髭面のおっさんでは絵がよろしくない。軍事にかかわる内容をたまに触れることもあるために男性だと下手に深読みする人がとっときにくい内容になってしまう。

マンガの内容としてはどうでもよいことをしゃべっている2人、何となく読ませることが重要であり、どうでもよい内容として恋愛であったり、家庭の話であったりと広がりを作るためにもこの子たちならそんな話をしてるかなという幻想が重要になる。

そこで出てくるのが女子高生である。

実際同課は重要ではなく、女子高生なら政治でも、軍事でも恋愛でも家庭の問題でも軽く触れて次へ次へと話が移り変わっていくというイメージがあり、そしてどんな話でもマイルド変えてくれる。

つぎに「スナイパー」
4コマ漫画としてオチをどうするか問題だ。ゆるい雑談がこの漫画の内容なのでどうしてもオチがなく終わらせないといけないことが多々ある。

そこで4コマ目で話を落とすか?

スナイパーとして射撃をすることで会話をそこで打ち止めにさせるという効果が発生している。これは電車でもタクシーであっても目的地に着けば降りるという動作が発生して話が打ち切られるのと同じで、この動作が発生することではいこの話はここで終了と落とす役割を担っている。

スナイパーなのは作者の趣味で、どう落とすかはタクシーで目的地に着いたでも、学校の休憩時間の終わりのチャイムでもなんでもいよくどんな話でも4コマ目にオチをつけるためだけにポーズとなっている。


最後に「ゆるい会話」

本当にとりとめもなく頭を使わなくても読める漫画。

それこそ「今日はいい天気ですね。」
ぐらい軽い話で4コマが作られている。だからこそ疲れた時、寝る前に何となく読むことに向いている漫画になっている。

ゆるい会話だから誰に会話をさせるかといえば、女子高生の彼女たちなら話してそうだと思わせる不思議な力がある。

ゆるい会話だからオチがないからスナイパーとして銃を撃つことでオチとなっている。

人間は不思議なもので思想性もなくただただゆるい会話というものは不思議と流しながら読めてしまう。

ただ動物がじゃれ合っているだけの漫画と同じで読んでいるつもりでただ眺めるだけで読んだ後の内容が頭に残らないモノでも何となく楽しかったなと少しだけ心を軽くしてくれる力がある。

心が疲れたり、難しいものを読みたくない夜は読みながら寝落ちしてはいかがでしょうか。