諸星大二郎『失楽園』感想|1970年代の不穏なSFと、奇妙な男女関係を描く傑作短編集 更新日:2026-01-26 SF・ファンタジー 諸星大二郎の漫画は、読んだあとに「変な夢を見たな……」みたいな気分になります。 1970年代に描かれたSF短編集『失楽園』は、まさにそんな一冊です。 表題作はダンテの『神曲』をモチーフにした壮大なファンタジー。 それ以外 […] 続きを読む
マンガ『神殿』感想(ラヴクラフト傑作集)|狂気と理性の間。艦長はなぜ正気を保てたのか? 更新日:2026-01-31 SF・ファンタジー 真っ黒い画板を力いっぱいガリガリと削り、どうにか黒を削り落として「白」を作り出したかのような絵。 田辺剛先生が描くラヴクラフト傑作集『神殿』は、黒の中から無理やり光をあぶり出したような、圧倒的な「黒の圧力」を感じさせる作 […] 続きを読む
『魔犬 ラヴクラフト傑作集』感想|田辺剛が描く、圧倒的画力と「視覚化された狂気」 更新日:2026-01-31 SF・ファンタジー 「狂気」を絵で表現することは可能なのでしょうか? H.P.ラヴクラフトが創り出した「クトゥルフ神話」。 名状しがたい恐怖、宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)を、圧倒的な画力で漫画化し続けている作家がいます。 田辺剛(たなべ […] 続きを読む