漫画『東京都北区赤羽』で有名になった作者である清野とおるの作品『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』 第1巻の感想

 

 

作者と”こだわり”を持つ人々との一対一で”こだわり”を教えてもらう。聞けば理解のできる”こだわり”もあればいくら聞いても理解ができない”こだわり”もありながらも最後まで読めば理解ができた気がするようになる。

もちろん真似をしたいとはおもわないけど

誰でも持っている大なり小なりある”こだわり”を聞いて実践する漫画。

最初の1,2ページはそれぐらいのこだわりなら僕でも持ってるよと思いつつ読むのだけど、ページをめくるごとに、あれ?と思っているうちに普通から一歩も二歩も踏み外した”おこだわり”が見えてくる。

気づけば

「おいおい、あんたオカシイよ!!」

とツッコミを入れたくなってくる。そのツッコミを入れたい気持ちを作者が読者の代弁者として強烈な動きと言葉で”おこだわり”を語る人達にぶっかっていく。

1話の「ツナ缶の男」ではツナマヨに溢れんばかりのマヨネーズと黒胡椒、そして氷結を飲み『ツナ缶の男』をジャブに『ベランダの男』『内ポケットの男』など謎の”おこだわり”も読めばその話の2,3ページまではその程度の”おこだわり”かと感じてしまうのだが、ページが進むごとに段々と私たちを常識から踏み外したこだわりを語りしていく。

そしてこだわりは常識からはかけ離れた”おこだわり”の姿を見せてくる。

読んだ後にはそれは魅力的と思わせる”おこだわり”ばかり、僕もやってみたいぞ。

その”おこだわり”

なかでも一番ヒットしたのがコンソメの”おこだわり”、ただポテトチップスのコンソメ味の話だが読んだ後にはすぐにコンビニまで言ってコンソメ味を探しに行ってしまった。

何故近くのコンビニにコンソメWパンチがないんだ!!

次の日にスーパーでカルビーのコンソメWパンチ買って楽しみましたよ。

 

【 目次とざっくりと内容 】

前説
おこだわり人1 「ツナ缶の男」
⇒家呑みでのおつまみのツナ缶の食べ方のこだわりの話。

おこだわり人2 「寝る男」
⇒寝ることへのこだわりの話

おこだわり人3 「アイスミルクの男」
⇒「ミルク」に魅せられた人の話

おこぼれ話1
⇒「ツナ缶の男」「寝る男」「アイスミルクの男」の追記

おこだわり人4 「ポテチサラダの男」
⇒金麦でおつまみとしてポテトサラダを食べる話

「記事」これは「八王子ポテトサラダの会」だ!!

おこぼれ話2

おこだわり人5 「ベランダの男」
⇒ベランダをいかに楽しむかという話

おこぼれ話3

おこだわり人6 「白湯の男」
⇒飲む白湯のこだわりの話

おこぼれ話4

おこだわり人7 「帰る男」
⇒駅から家までの帰り道をいかに楽しむかの話、帰り方の多彩さに驚愕する。

おこぼれ話5

「記事」これが清野の「銘柄責め」だァッ!!

おこだわり人8 「内ポケットの男」
⇒内ポケットへのこだわりの話、アウターを選ぶときの基準にするこだわりは内ポケット、そしてなければ付けるという執念に内ポケットに何を入れるかの選択から始まる。

おこぼれ話6

おこだわり人9 「さく男」
⇒さけるチーズのこだわりの話、さけるチーズをどこまでも細かく裂き、かき揚げにまでしてしまった内容には想像を絶した。

「記事」おいしい!簡単!!さけチーからかき揚げの作り方!!!

おこぼれ話7

おこだわり人10 「コンソメパンチの男」
⇒コンソメパンチのポテトチップスのこだわりの話、最初はたいしたことがない話だなと思っていたのだが読んだ後はコンソメパンチが食べたいと買いに行った。

おこぼれ話8
「記事」天才少女たおちゃんインタビュー
『その「おこだわり」、ワタシにも言わせてよ!!』