理系ミステリの金字塔『すべてがFになる』で知られる作家・森博嗣さん。

作品を書くときは自分の頭の中の映像をそのまま文章にすることができるというお話が、エッセイの中に書かれていましたが、大学で働き研究をしながら退職するまでに多くの作品を作れたのはこの能力のおかげ。

そのおかげであなたが楽しめる膨大な作品群が生まれ、現在Amazon Audible(オーディブル)の「聴き放題」対象になっています。

そして森博嗣作品の特徴である、淡々とした語り口や論理的な会話劇は、実は「音声」との相性が抜群です。
活字で追うのが大変だったあの長編も、プロの朗読なら心地よいBGMのように頭に入ってきます。

この記事では、Audibleで聴ける森博嗣作品をシリーズごとに整理してご紹介します。

【⚠️ ご注意】
Audibleの「聴き放題」対象作品は時期によって入れ替わります。
記事内で紹介している作品が、現在は対象外(有料)になっている可能性もありますので、必ずリンク先のAmazon公式サイトで「聴き放題対象」になっているかのご確認ください。

1. S&Mシリーズ(全10巻)

N大学助教授・犀川創平と、お嬢様学生・西之園萌絵の師弟コンビが活躍する、森博嗣のデビュー作にして代表シリーズ。
まずはここから森博嗣の世界を聴き始めるのはいかがでしょうか。

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

ナレーション:池添 朋文

孤島のハイテク研究所で隔離生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋から、手足を切断された死体が現れた。
不可思議な密室殺人に、偶然島を訪れていた犀川と萌絵が挑む。
日本のメフィスト賞を受賞した、記念すべき第1作。
テレビドラマにもアニメにもなった作品だけあって処女作とは思えないレベルの作品。

▼ 続刊(第2作〜第10作)リストを開く
  • 冷たい密室と博士たち
    低温度実験室での密室殺人。同僚の誘いで訪れた犀川と萌絵が遭遇した事件とは。
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  • 笑わない数学者
    オリオン像消失と2つの死体。「三ツ星館」の謎に挑む第3弾。
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  • 詩的私的ジャック
    女子大生連続殺人事件。密室と「文字状の傷」の謎。
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  • 封印再度
    家宝「天地の瓢」と「無我の匣」を巡る、50年の時を超えた密室死。
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  • 幻惑の死と使途
    奇術師・有里匠幻がショーの最中に殺害され、遺体が消失する。
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  • 夏のレプリカ
    『幻惑の死と使途』と同時期に起こった、仮面の誘拐者による事件。
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  • 今はもうない
    避暑地の別荘、嵐の山荘、密室。シリーズ最高傑作との呼び声も高い一作。
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  • 数奇にして模型
    模型交換会での密室殺人。複雑に絡まる謎に挑む第9弾。
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  • 有限と微小のパン
    シリーズ完結編。日本最大のテーマパークを舞台に、偉大な知性の正体に迫る。
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2. Wシリーズ & WWシリーズ

人間と見分けがつかない人工生命体「ウォーカロン」が存在する未来世界を描いたSFミステリ。
「人間とは何か?」「生命とは何か?」を問いかける、知的な興奮に満ちたシリーズです。

彼女は一人で歩くのか?

ナレーション:福原 安祥

ウォーカロンと人間を識別する研究者・ハギリは、何者かに命を狙われる。
彼を保護しに来たウグイと共に、襲撃の謎を探るが……。
Wシリーズの記念すべき第1作。

▼ Wシリーズ・WWシリーズ続刊リスト

3. ヴォイド・シェイパシリーズ

侍・ゼンが剣一本で旅をする剣豪小説。
ミステリ要素を含みつつ、禅問答のような静謐な世界観が魅力。心を落ち着けたい時に最適です。

ヴォイド・シェイパ

師から譲り受けた剣だけを友に、山を下りたゼン。
動的でありながら内省的な侍の成長を描く、シリーズ第1作。

▼ ヴォイド・シェイパ続刊リスト

4. エッセイ・その他

森博嗣の思考法に触れられるエッセイや、シリーズ外の単発小説も聴き放題対象になっています。

  • 集中力はいらない
    「集中するな、分散せよ」。常識を覆すアンチ集中力のすすめ。分散思考のお話などをされてはいるが自己啓発ではなくエッセイに近い。
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  • 諦めの価値
    「諦め」こそが最良の人生戦略であると説く一冊。もちろん自己啓発ではなく自分にも他人にも期待しない
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  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?
    「面白さ」というメカニズムを考察し、面白さを生み出すことに生きる価値があるという観点のエッセイ。デジタルボイスで音声が作られているというのが森博嗣さんらしいな。
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  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life 
    作家森博嗣が自身の日常を観察しつづったエッセイ
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