大槻班長の1日外出の記録である・・・・!
漫画のカイジで出てきて、カイジをはめようとする敵として登場する大槻班長がチンチロで巻き上げて、稼いだお金で娯楽のない地下から飛び出して1日外出券で帝愛地下帝国の強制労働施設から抜け出し地上で一日外出をしてグルメや娯楽を楽しむスピンオフ漫画。
大槻班長はカイジで出てくる帝愛の地下帝国の工事現場の班長にして漫画を読んでいる人には、チンチロで暴利をむさぼりカイジの敵として嫌な奴であり、地下から抜け出せるために必要な人物。そんな大槻が賭博で稼いだお金をどう使っていたのかというのを一日外出で地上で何をやっているのかを見せるというお話なので、1話完結として雑誌としても漫画としても何も考えず気軽に読める作品。
第3巻
第16話 極楽【 解放場所: 】『人物:沼川、石和』()
15話で車に追突された大槻の足の不調や地下の労働で満身創痍になった体を癒すために24時間の銭湯で湯治をする。疲労が天然温泉と施設の遊具やマッサージチェア楽しみ、締めのサウナで完全回復。
第17話 首脳【 解放場所: 】『人物:』()
一日外出をしたけれども食べるものが決まっていない大槻が一服しなが、無意識下で考えている脳内グルメ首脳会談。喧々諤々の話し合いで食べたことも何だったかも覚えていない名前だけ憶えているミッシュマッシュに賭ける。
第18話 秋魚【 解放場所: 】『人物:』()
第2巻
1巻で解放場所の表記はなくなっている。初期の段階だけ記載されていたのは1日外出がどこに解放されるのかのイメージを読者に伝えるためだったと思うのだが、何回か繰り返したことで外出すると東京周辺の公園に放置されるのだなと読者にも認知されると同時に、今回の京都への一日外出がされたりと幅を広げるためにも、描かれなくなったのかもしれない。
第08話 名作 【 解放場所: 】『人物:小田切、宮本』(鮎とば、鍋、ぶりの刺身)
映画事業をのっとるために、大槻が地上になれていない小田切の篭絡を行うために行きつけだった小料理屋みゆきでもてなし酔わせるのだが、予想外に映画の話が盛り上がり…
第09話 一休 【 解放場所: 】『人物:沼川』(つみれ鍋、卵雑炊)
沼川と外出したのだが、風邪をひきそうな予感がはしる大槻、楽しみにしていた明日のボードゲームをするために風邪をひかないように治しにかかる。
第10話 蛤門【 解放場所:京都 】『人物:石和』(お芋さん、棒タラ、吹いたん)
幕末ファンである大槻と石和が京都で幕末名所めぐりをする。今まで沼川はなんどとなく登場して人物像がおおむねわかっているが、もう一人の部下である石和のキャラクターがどういうやつなのかをトラブルと合わせて紹介しているお話。
第11話 少年【 解放場所: 】『人物:沼川、石和』()
今回の解放場所が海水浴場の近くというあてをつけて三人で外出する。大槻に少年スイッチを入れろと納得させられ海と少年時代のような夏を楽しむ。
第12話 隠味【 解放場所: 】『人物:』()
帝愛の会長・兵藤和尊の誕生日でカレーがふるまわれるその日、大槻は外出をしてキャンプをしつつ、自分のカレー欲を納得させるカレーを作る。インドのバターチキンカレーと日本の牛カレーの2種類を作り夜と朝で楽しみながら、さらに大槻の家のカレーを再現を目指す。
カレーの味に大槻が納得感を表現するのに、インドならインド人との距離で表現して、自分の納得すると抱き合って喜ぶという、誕生日でカレーでは納得できないからこそ、自分で作ったカレーにどう納得しているかを、基本的にだれが食べても美味しいカレーだからこそ、納得感というものを距離感で伝えられている。
第13話 爺狩【 解放場所: 】『人物:木村』()
地下強制労働施設を働き続けて25年ついに満了して地上に出ることになる木村が、大槻に地上での見送りをお願いしてくる。長い地下生活により地上が今の状態がわからないから、結構な頻度で外出している大槻に今の生活を教えてもらう。
バブル崩壊とおもに地下へと入った木村と現代のズレがあまりにひどく振り回される。
次の日には大槻は何となくスカイツリーが倒れたことがあるという嘘を教えてしまうが、何でも信じる木村が面白くなって次々に法螺を吹き込む。
最後、メルカリを使いこなしてるので現代に木村も地上の生活に慣れてきたのだろうなというのだけ伝わってくる1枚絵がいい。
第14話 邪神【 解放場所:四谷付近 】『人物:』(ブラジル式BBQ)
肉が食べられない日が続いたがために、心の中に肉を食べたい欲が溢れ地下の食堂で有料のTボーンステーキを食べるが、それでは抑えきれない肉欲を翌日には外出。ブラジル式BBQ(シュラスコ)食べ放題レストランで鶏、豚、牛を邪神すら耐えられないほど欲望を満たし始める。
ブラジリアンバーベキューのことをシュラスコとよび、大きな肉を鉄の串で炭焼きでじっくりと焼き、肉の味を楽しむために岩塩で味付けて食べる料理
フランゴ(鶏)、ピカーニャ(牛)、オンブロ・デ・ポルコ(豚)
第15話 刮目【 解放場所:国分寺市付近 】『人物:』(アップルパイ、パンオレザン)
なにも計画を立てつに外出する大槻、食べログで一喜一憂してるカップルを横目に自分の審美眼と長年の経験を信じて美味しいパン屋を見つけるのだが、子供とぶつかってコンタクトレンズを落としたり、車で轢かれたりと不幸な出来事がと良い出来事が半々な話。
大槻がコンタクトレンズだったのがこの話で初めて知った。
第1巻
大槻はカイジで出てくる帝愛の地下帝国の工事現場の班長にして漫画を読んでいる人には、チンチロで暴利をむさぼりカイジの敵として嫌な奴であり、地下から抜け出せるために必要な人物として登場している。そんな大槻が賭博で稼いだお金で娯楽のない地下から飛び出して、一日外出をしてグルメや娯楽を楽しむ作品。
第01話 玉座 【 解放場所:日比谷公園 】
解放されてからゆっくりとニットの毛玉を数時間かけて、暗くなるまで時間を無駄に過ごしてそして翌日、スーツであくせく働くサラリーマンが短い休憩の間にそばを食べているお店で、時間がかかってゆっくりと食べられる料理とビールをサラリーマンの前で飲む。
完全に、忙しいサラリーマンとスーツは着てるが実質仕事をしていない大槻が、店内にいる客の前で昼間からビールを飲んで煽り散らかす。
とはいえ、数時間飲んでるのでただ好きなビールを楽しんだだけな気もする。
第02話 道連 【 解放場所:井の頭公園 】
今回は大槻の側近の沼川と一緒に外出
外出になれておらず、時間を気にする沼川に、まずは落ち着けと心の余裕を取り戻すためにじっくりと雑誌の熟読、そして食べたいものを外出のテンションではなく、本当に食べたいものを食べ、そして夏祭りという偶然の出会い。
1話目では、大槻が外出になれている感じの始まりをしてはいるが、前回の外出が数か月前ということから1日外出券はなかなかに手の届かないモノと感じさせられる。
第03話 捻込【 解放場所:錦糸町 】
いつものように、ゆっくりと解放を楽しみ、ビジネスホテルで1泊
昼のご飯にすべてをかけて、学生時代にお世話になった中華料理屋へ
そこで思い出のカニチャーハンを頼もうと思ったのだが、マジックで書かれたオムレツライスが気になって、気づいたら注文をしてしまう。
第04話 飲芋 【 解放場所:日比谷公園(2) 】『人物:宮本(黒服)』
大槻が起きると、一日外出の監視をしている黒服・宮本が真横に座っている
『私はお前を全く信用していない!』
厳しい簡素をすると脅してくるのだが、大槻は外出を楽しむ。
今回はアンテナショップをめぐり、まじめだった宮本決壊して二人でアンテナショップを楽しむ。
第05話 柿放【 解放場所:不明、雑司が谷】『人物:沼川』
地下での物販のための買い出し、そして新商品の開拓
そして柿ピーの食べ放題をお得な価格なのだが、契約した人たちは10日も経たずに飽きる。
第06話 前世【 解放場所:清澄公園】『人物:』
同じ日に解放された男が、大槻がいく飲食店に先にいてそして自分が注文しようと思っているメニューを食べている。ことごと気同じものを食べるので舌の好みが合うかと意識しながら、最後にネギトロ丼を注文するのだが、男がする豆板醤とうずらの卵の追加に悩む大槻、タイトルは最後のボケのためか。
第07話 熱風【 解放場所:】『人物:小田切』
班長特権でいつものように賭場を開こうとすると、C班が同じように班長特権でタブレットで地下映画館としてローマの休日を見ている。
映画という娯楽が熱気をもって受け入れられ、大槻の賭博の人気が完全に持っていかれる形となる。次の作品をダウンロードするために1日外出をするのに合わせて妨害をしようとする。
小田切の夢が地下映画館というところに、長い間地下にいるために外に出るという夢ではなく、地下で何をするかの夢を持つというのが、地下の生活が当たり前という感じが伝わってくる。





